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越境3.0=フラット化する世界

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アフリカへの扉を開いたイブラヒムインデックス

最終更新: 2019年1月17日



教育関係者、人材育成担当者のみなさま、こんにちは。


昨日は僕が10年以上お世話になってるスーダン共和国元特命全権大使の

ムサ・ムハンマド・オマルサイード閣下が突如お土産を持って来社。

ムサさんのお話をみなさんにも届けようと、電撃 Facebook Live!笑


年末年始はインドネシアとサウジアラビアへ行っていたそうです。

それと最近は、ナミビアの観光産業が急成長していて面白いとか?

なぜ古代エジプトはピラミッドの大きさにこだわったのか?とか。


そんなお話をFacebook Liveでお届けしました。ぜひ見て下さいね!


ムサさんはネルソンマンデラ南アフリカ元大統領の国連追悼式典では

イスラム教代表で弔辞を述べたり。多くの大臣や経営者が友だちだし。

スーダンの元大統領とはとても仲の良い師弟関係だし。




とにかくとてもすごい方なのですが、お茶目な一面もあります。

越境会5周年@奄美大島ではマングローブカヌーで川に転覆したり、

越境会3周年@宮古島では街を歩いてて警察に職務質問されたり(笑)


ムサさんは今年の越境会6周年記念大会@土佐清水(2019.7/5-7/7)

もちろん参加!ムサさんの伝説をみなさんどうぞお楽しみに!(笑)




イスラミックコールソサイエティ


ムサさんの故郷スーダンに、僕はこれまで6回ほど行ってます。

ムサさんの家もこれまで2回行き、庭でバーベキューをやりました。

スーダンは世界有数の牧畜国家でもあり、お肉が美味しいんです(笑)


3年ほど前にスーダンに行った時に、ムサさんに紹介いただいた、

アブドゥルラハマン・スワル・アル・ダッハブ前スーダン大統領

とても優しく暖かい、それでいて決断と行動の早い素晴らしい方です。


彼はスーダンの大統領を引退された後は、世界60カ国に拠点を持つ

イスラミックコールソサイエティ財団の代表を務めておりました。

つい先日まで約30年間そのポジションで活動され多大なる尽力を注ぎ、

そして昨年10月、83歳でお亡くなりになりました


彼が代表を務めていたイスラミックコールソサイエティ財団は、

対立関係にある国を対話で解決させようと、仲裁役をされてたり、

貧しい地域に学校や病院を建設したり、各国間の留学生交流をされたり、

教育と医療を中心とした国境を越えた社会貢献活動を展開されていました。


財団が設立した学校の数はスーダン国内に約200校、海外に約200校、

計400校の学校を設立・運営、アフリカでは34カ国に拠点を持ちます。





財団の傘下に、銀行・建設・資源・教育・医療等、多種多様な分野で

グループ企業を抱えており、企業の収益が財団の活動資金となっています。


財団はスーダン国内では免許を持つほとんどの銀行の株主でもあり、

巨大な鉱山グループも多く傘下に抱え、収益源の規模は計り知れません。


スワルダッハブ前スーダン大統領は、20歳でスーダン国軍大学に入り、

4年後に少尉となり卒業。ヨルダン、米国、英国の士官学校にも留学経験があり、

中東アフリカ地域を中心に多くの政府中枢部の方々との親交も深い方です。


1970年にヨルダンで停戦委員会を統率し、

1975年にスーダンに戻りスーダン民族解放運動を指揮、

1984年にスーダンの防衛大臣、85年86年とスーダン大統領を務めました。


(スワルダッハブ前スーダン大統領と/イスラミックコールソサイエティにて)



イスラミックコールソサイエティの代表を務めるという背景から、

ある意味、世界的な影響力という点では現大統領を上回っており、

現大統領もスワルダッハブ前大統領の所に色々と相談に来ていたとか。

また、アラブアフリカ社会では相当尊敬され影響力のある方でした。


財団傘下の資源グループのひとつに、ダンフォディオグループがあり、

その傘下にダンフォディオ石油という会社があります。

主にスーダン国内の紅海沿岸州の石油鉱区を中心に開発を行い、

中国やインドへの大量の石油輸出を手がけている会社です。





社名のダンフォディオとは18世紀ナイジェリアの英雄の名前です。

いまのアフリカ全土の成長において重要な考え方を持った思想家でした。


ダンフォディオは識字の有用性を伝え、男女両方に対する教育の普及を提唱。

アフリカで少しづつ教育が行き届くようになり、中でも特にナイジェリアの

識字率が極めて高いのはこの思想が原点にあるからだそうです。



イブラヒム・インデックス(IIAG)


またスーダンでは、スーダン人起業家のモ・イブラヒムによって2006年、

モ・イブラヒム財団(Mo Ibrahim Foundation)が設立されました。


モ・イブラヒム財団が発表するイブラヒム・インデックス(IIAG)は、

アフリカ54カ国のガバナンスや健全性、成長性などを表す指数で、

海外からのアフリカ投資を促進させる大きな指標となっています。


Zainという携帯会社を設立したモ・イブラヒムは、Zainの株式を

クウェートの通信会社に売却し、その資金で財団を設立しています。


今ではモ・イブラヒム財団の活動は、アフリカ全土において投資促進させる

大切なデータを発表しているので、このスーダン人が作った財団無しには

いまの急成長するアフリカ大陸はあり得なかったかもしれません。





スーダンは日本では何かとネガティブなイメージが強いかと思います。

しかしアフリカではスーダンは多くの国から慕われ尊敬される国です。

スーダンへ行くと、この大きなギャップを感じずにはいられません。


スーダンの財団や民間企業がアフリカで多くの支援を行っていたり、

反アパルトヘイト運動にて、ネルソン・マンデラ氏が罪を問われた時、

氏を助け受け入れパスポートを発行したのがスーダン政府です。


ネルソン・マンデラ氏はその後、アフリカ全土で遊説を行った後

故郷南アフリカに戻り、1993年にノーベル平和賞を受賞して、

1994年に南アフリカ初の全人種参加選挙を経て大統領に就任。


これまでそんなことをたくさん、僕はムサさんから学んできました。

ムサさんはウチの息子も遊んでもらったりと大変お世話になっております。

言ってみれば僕のアフリカへの扉を開いてくれた父親みたいな方です。





大事なお知らせ


個人が外国政府や企業にアプローチをする越境3.0コミュニティ

様々なプロジェクト企画と情報共有を行っています。メンバー募集中。


今年5月21日〜27日、越境3.0主催アイスランド視察ツアーを行います。

僕と一緒に行かれる方は、ぜひ予定空けておいてくださいね。

越境会のホームページからも詳細発表いたします。



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