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越境3.0=フラット化する世界

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エジプト産業開発大臣との面談(ビジョン2030)

最終更新: 2019年1月23日



教育関係者、人材育成担当者のみなさま、こんにちは。


本日は産業開発庁(IDA:Industrial and Development Authority)で

エジプトの産業開発大臣と補佐官を囲んで意見交換会を行いました。

「国の経済プロジェクトは全てここから始まる!」という心臓部。


いまのエジプトは、2030年の国家ビジョンを目指して、

国内外の企業に向けて実に様々な優遇政策を打ち出しています。


・会社設立当初は五年間完全無税

・100%外国資本OK(シナイ半島以外)

・多くの国々とのフリートレードなどなど


特にアスワン、ルクソール、スエズの三都市に関しては

経済開発に力を入れており、土地は政府が無償提供だとか。


この三都市はアツイです!

アラブの春以降、日本ではなかなかその実態は報道されていないので、

日本人にはこれらの優遇策はほとんど知られていないと思います。

ほかにも色々新しく制度化され、その一覧のCD-ROMを頂きました。


「何かやりたいことあれば全て言ってください。協力します」 と、大臣の力強いお言葉頂戴しました。まさに越境3.0!




自由貿易の国として


エジプトはアラブの春が起こり、経済が低迷していました。

私もアラブの春直後の2013年1月にエジプトを訪れています。

当時のカイロ市内様子は上の写真です。


燃やされたビルなどがあちこちにそのまま残っていました。

このときのカイロは治安も決して良好とはいえず、

火炎瓶やデモ運動など、あちこちで大騒ぎしていました。


エジプトはこの経済対策として、様々な取り組みを行ってきました。

その結果、経済成長率が上昇し、治安も大幅に改善されました。


また貿易面で力を入れてきて、世界各国との貿易協定が進んでいます。


・EU連合協定

・EFTAエジプト自由貿易協定

・大アラブ自由貿易圏(GAFTA/PAFTA)

・Agadir Agreement(ヨルダン、チュニジア、モロッコ)

・COMESA(アフリカ9カ国)

・Mercosur(南米4カ国)

・トルコ

・QIZ協定(Qualifying Industrial Zone)


・・・などなど

世界各国・各地域との貿易協定が、すべて発効され実効が進んでいます。

シーシ大統領政権、とにかく発効から実効までが早いです。



Egypt Vision 2030


人口は最近1億人を突破し、アフリカ大陸の入り口でもあるため、

アラブの春以降、この国の市場性なども注目を集めています。


欧州・アフリカ・アジアの交差点、法体系なども英国流であるため、

欧州とアラブ圏からを中心に企業進出も増えてきています。


また、経済開発政策と社会制度整備は急速に進んでいます。


まずインフラの整備ですが、

スエズ運河拡張工事、道路や鉄道などの交通インフラ整備、

ニューカイロ(新首都)などの都市開発、経済特区や工業団地など

これらも前回書いたシーシ大統領の強力なリーダーシップによって、

様々な開発が急速に進んでいます。


外国企業の誘致を推し進めるための経済関連法としては、 外国人の投資を守る投資法の改正(2017, Low No.72-2017)

破産法の改正(2018, Low No.11-2018)など盛り込まれました。


さらに包括的な発展と地域開発計画を各分野ごとに盛り込んだ

「エジプトビジョン2030」が発表されました。





「エジプトビジョン2030」は持続継続性のある経済開発計画です。


経済・社会・環境と大きく3つの分野に分け、さらにその下に部門を設け

各部門の2030年の到達目標値を政府の公式数値として設定しています。

以下の分野はエジプト政府が注力する重点項目です。


▼経済分野 経済開発 → 経済成長率 12%

エネルギー → エネルギー部門のGDPシェア 25%

知識・イノベーション → イノベーション指標世界 60位

政府機関の透明性と効率性 → 政府の効率性スコア 70


▼社会分野 社会公正 → 経極度の貧困率 0%

健康 → 乳幼児死亡率(CMR) 15

教育と訓練 → 非識字率 7%

文化 → 観光競争力世界 60位


▼環境分野 環境 → 廃水処理率 100%

都市開発 → 下水道普及率 100%


今後、エジプトの未来に大きな期待が寄せられます。

でももっとすごいのは、


いま1億人を越えるエジプト国民が、 2030年の国家ビジョンに向かって 一丸となって邁進していること。

このブルドーザーのような一体感は、今の日本には無い。

米メディアCNNが「世界最大級の首都」と特集報道をした、 新首都ニューカイロの開発についてはまた次回。



大事なお知らせ

個人が外国政府や企業にアプローチをする越境3.0コミュニティ 様々なプロジェクト企画と情報共有を行っています。メンバー募集中。


今年5月21日〜27日、越境3.0主催アイスランド視察ツアーを行います。 僕と一緒に行かれる方は、ぜひ予定空けておいてくださいね。 越境会のホームページからも詳細発表いたします。



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