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越境3.0=フラット化する世界

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中国企業がアフリカにどんどん進出できるわけ

最終更新: 2019年3月12日



教育関係者、人材育成担当者のみなさま、こんにちは。


先日、越境ブラザーズ GDA LIVE!

「日本人が知るべき海外市場の切り拓き方」を配信しました。


海外、特にアジア・中東・アフリカなどの新興国へ行ってみると、

そこにはだいたいどこでも、中国人や韓国人が大勢いて、

先手を打って、結構面白いビジネスを進めています。


僕はどこへ行っても、まず彼らの情報ネットワークや先見性にも、

日本人がまったくいないことにも、いつも驚かされています。


彼ら中国人が、それぞれの国で持っている情報や人脈は、


一次情報と強力なコネ

なぜ中国人はこれほどまでに最先端の情報を持っているのでしょう?


政府が多くのメガ案件を取りに行き、石油会社やインフラ開発が進出し、

それを追うようにして、中華レストランやホテルなどの衣食住企業が行き、

またそれを追うようにして様々な業種・中小企業が追いかけます。



中国政府がまず切り拓き、企業はその後を追うようにして行きます。

上の動画のお話に出てくる、中国人起業家の李くんもそうです(上記写真)


"たくさんの中国企業が、いまアフリカのベナンに進出している。

でもベナンにはまだサングラスを売っている中国人がいない。

情報は色々と掴んでいて、でも誰もやっていないから僕がやる。"


"タイでデザインし、中国で作り、ドバイの会社を経由して、

アフリカのベナンでデザインサングラスを売りまくる。"


アジスアベバの空港で一緒にビールを飲んだ中国人起業家の李くんは、

そんなことを言っていました。ラゴスへ向かう乗り換え待ちの時でした。




中国政府の資金供給システム


まず大前提として、中国政府が各地で資源外交を進めています。

その国の天然資源やインフラを確保するため、強力な関係を作ります。


ナイジェリアの石油、スーダンの希少金属、カンボジアの港湾、

グリーンランドの石油、イランの鉄道、マダガスカルの天然ガス、

ガーナの水力発電、エジプト スエズ運河の用地など・・・。


例えばまず、中国政府系の中国輸出入銀行は、年利2.5%の金利で

20年間のローンをアフリカなどの各国の政府に資金を供給します。

それと合わせ工事の半分は中国企業が請け負うことも約束されます。



例えばスーダンで現在、ハルツーム新国際空港が建設中ですが、

スーダン政府としては、さらにキャパの大きいこの新空港を通じて、

中東湾岸諸国や他のアフリカ諸国などにスーダン商品の輸出を

増加させることを期待しています。


また、中国はスーダンの天然資源の最大の投資家と買い手であり、

中国への資源の輸出もさらに活発化されていくことでしょう。


そこに乗っかっていくことが、中国の中小企業の動き方です。



中国輸出入銀行とはどんな銀行か?


2008年6月までに、中国輸出入銀行はアフリカで少なくとも

65億米ドルに相当する300件以上のメガプロジェクトに融資しました。


これらプロジェクトのうち80%がインフラ開発に関係しているため、

アフリカのインフラ開発は中国輸出入銀行の事業を支える中核案件です。



スーダンでガソリンスタンドを経営しているのはCNPC(ペトロチャイナ)

アラビア語圏のあちこちで中国語の看板も多く見かけます。


中国輸出入銀行は、中国の国営企業や、中国製品の購入を希望する

外国政府に対して、非常に有利なクレジットラインを提供することで、

全世界の金融機関に対抗して、中国企業の生産性と競争力を高めることを

長期的な目標としています。


中国の世界戦略の中核的金融事業です

中国輸出入銀行のスキームは、融資返済への適切な保証や担保を

提供できない国々に対して利用され、担保に変わる交換条件として、

中国企業が資源の探査やインフラ開発受注をパッケージ化することで

巨額のスピード融資を可能としています。


ナイル川をまたぐハルツームの鉄橋も国道も、すべて中国が作りました。

ナイルストリートは10年前とは異なり道路もだいぶ綺麗に整備されました。




中国政府系銀行が行き、その後に続く中国企業が手にしているのは、


一次情報と強力なコネです

ナイジェリアやイラン、イラク、スーダンなどにおいては、

利益が出るのか?受注できるのか?それすらも分からない状況でも、

中国企業は現地の大使館のそばに、事務所を借りて人員を配置し、

毎日のように挨拶(売り込み)に来ると言います。


現地でもかなり政府の内部に入り込んで、話し合いを進めています。

中国人のスピード感ある海外進出の切り拓き方は、まさに、

豊富な一次情報と強力なコネであり、日本人とは異なる視野を持ちます。


それと、政府が積極的なビジネス外交を進めているという点も、

日本とは大きく異なるところではないでしょうか。


でもいま、越境3.0の時代に入りました

政府が動けなくても、民間の力でなんとかなっちゃうこともあります。

新たな展開に向けて動き出すには、一次情報と強力なコネです。


僕ら民間人もここを構築していくことで、チャンスが拡がります。

積極的に海外とのやり取りを増やしていくべきだと思います。



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