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インバウンド戦略は体験型観光をいかにたくさん生み出すか?その2

最終更新: 2019年3月12日



教育関係者、人材育成担当者のみなさま、こんにちは。


先日、越境ブラザーズ GDA LIVE!

「これからの地方都市再生はこれだ!」を配信しました。


前回、その1の記事は以下からご覧ください。

インバウンド戦略は体験型観光をいかにたくさん生み出すか?


前回の記事では、日本政府観光局の発表によると、 訪日外国人観光客数は着実にというか、うなぎのぼりで伸びている。 そして、消費型観光よりも「日本を感じる体験型観光」が伸びている。

そしてその傾向は当分続くだろうという予測。そんなお話をしました。



僕らが土佐清水の出張から帰って思ったこと。それは


土佐清水は未知の体験がいっぱい!

外国人だけではなく、僕ら東京や大阪・福岡の人間にとっても

すべてが非日常の体験が満載で、3日間感動の連続でした。

体験型観光旅行という点では、とてもプライスレスな場所です。


こちらもぜひ読んでみてください。

「そうだ!今年の夏は土佐清水へ行こう!越境会6周年大会開催!」


東京から一番遠い街、土佐清水

土佐清水は日本で一番、東京からの移動時間がかかる街です。

一番近い高知空港からとても遠く、車で約3時間かかります。 土佐清水には鉄道や高速道路はまったく通っておりません。


その遠さが魅力なのです!


足摺岬とジョン万次郎


遠い遠い足摺岬は、日本列島で一番最初に黒潮があたる場所。

世界最大で最速の海流「くろしお」、それが岬にぶち当たります。


その激しい海流に揉まれて泳ぐからもちろん、魚は美味しい。

足の早い獲れたてハガツオや清水サバはここでしか味わえません。


足摺岬の断崖絶壁のすぐ下は世界最大の海流くろしおです。

だからジョン万次郎はくろしおに飲まれて漂流してしまいました。


足摺岬から小笠原の無人島まで流されて、漂流後149日後に、

アメリカの捕鯨船ジョンハラウンド号に救助されます。


助けられた船長とともにハワイ経由でそのままアメリカ本土へ渡り、

英語と航海技術、捕鯨技術を学び、幕末の混乱期に日本に戻ります。



鎖国を続けていた江戸幕府、当時アメリカの情報は誰も知りません。

その中で、アメリカの情報を持ち交渉力があったのが万次郎です。


なんか今の時代と似てませんか?

いま必要なのは、海外のことを知り尽くした日本人や留学生。

エンゲージメントを上げる世界観を持つ人材が日本には必要です。

参考記事:「社員のやる気やモチベーションをもっとあげる方法」


足摺岬の貧しい漁師だった万次郎は、幕府の中枢に抜擢され、

その後の幕末においてとても大きな影響を及ぼすようになります。

坂本龍馬は万次郎の影響を大きく受けた人物のひとりです。



足摺岬と空海(弘法大師)


また足摺岬は、遣唐使の留学僧「空海(弘法大師)」が、

南方浄土を説き、四国最南端を目指してたどり着いた場所。


岬の先端に建つお寺が、四国88箇所霊場38番目札所の金剛福寺。

足摺岬は、空海がこよなく愛し何度も訪れたゆかりの地でした。


空海が開湯したとされる足摺温泉は、ラドン含有量が通常の2倍。

様々な万病に効くとされ、療養泉の分類として愛されています。

空海ももちろん、この足摺温泉をこよなく愛していました。



この空海は平安時代初期、遣唐使船に乗り何度も唐へ渡ります。

揚子江を上り、たどり着いた都が現在の江蘇省鎮江市。


鎮江の中心部にある金山寺には、当時空海が修行に訪れ、

当時の唐の仏教文学や政治制度、医学など、様々なものを

日本に持ち帰り、いまの日本の基礎を作りました。


また鎮江の揚子江沿岸部には阿倍仲麻呂の記念碑も建っており、

当時の日本と中国の深い関係があちこちで垣間見られます。


「金山寺」と「金剛福寺」

鎮江と土佐清水は、時空を超えて「空海の世界観」で繋がっています。

江蘇省の人たちをここ土佐清水に呼べば、色んな体験が楽しめます。

そしてそこからまた、両市の新たな可能性も見えてきます。


江蘇省鎮江市人民政府の方々は、「遣唐使」という歴史を通じて、

日本の地方都市との交流をとても深めたがっていますから。



土佐清水は体験型観光の宝庫


土佐清水という場所には、「ジョン万次郎」と「空海」という、

世界と繋がる歴史の道だけではなく、くろしおと足摺岬の大自然。

そこから育まれる海の幸と山の幸、そして見たことのない絶景。


そして足摺岬ではホエールウォッチングやジンベイザメスイムなど、

ほかでは絶対に味わうことのできない、貴重な体験もできます。


日本でも有数の「天の川鑑賞の地」として、感動の体験もでき、

晴れた日は足摺岬のどこに行っても満点の星空に包まれます。


7月5日〜7日の越境会6周年大会@土佐清水イベントでは、

宇宙の語り部とワインを楽しむ「七夕前夜の天の川鑑賞会」やります!

どうぞお子さまも連れてお気軽にご参加ください!



また少し足を伸ばせば、最後の清流「四万十川」の大自然。

四万十川屋形船やカヌーは、これまた感動を味わえます。


地元の人は、暴れ川と呼ばれる四万十川の氾濫も共存共栄し、

ダムや堤防を一切作らず、その大自然を代々守ってきたからこそ、

その四万十川のどこにも負けない美しい清流があります。


その清流で育つ天然うなぎは、屋形船で食べるとこれまた最高!


歴史背景、大自然、食と酒、人々

これらから生まれる、土佐清水での経験は、体験型観光満載です。

特に都会暮らしの人にとっては、ここは何をやっても非日常!



この体験型観光をどこの誰にPRすべきか?


日本全国、世界各国、やみくもにあちこち発信するのではなく

そのターゲット選定もとても重要です。簡単に言うと、


・このような経験が普段できない人たち

・この歴史背景にとても強い関心を持つ人たち

・海や断崖絶壁、そのような景色を普段見れない人たち

・美味しすぎる新鮮な魚を普段なかなか食べられない人たち


日常生活とのギャップを感じれる人たちが大感動するのです。

では土佐清水での体験を、一体誰が感動するでしょうか?


香港やシンガポール、上海、東京など大都会で暮らす人々、

普段海が見れず美味しい魚を食べる機会の少ないモンゴル人、

空海との繋がりに強い関心を持ちそうな江蘇省の人々・・・。



日本全国各地域、こういった体験型観光を提案する先は色々あります。


補助金を使って、余って捨てるようなチラシを作ったり、

外国語に翻訳した読まれないホームページなどを作るのではなく、


誘致するターゲットを決めて 体験型旅行パッケージを作り ピンポイントで売り込んでいくこと

それらをたくさん作り海外政府や関係者に提案していくこと。 以下のような海外政府や企業との会議の場で提案するのです。

それがこれからのインバウンド戦略であり越境3.0です。



陥りがちな大きな誤算


例えば地方の多くが、中国語のホームページを作ったりしています。

しかし悲しいかな、それらはほとんど中国人に読まれていません。


日本にやってくる中国人観光客の多くは、

日本の観光情報はWe Chatで情報収集しているからです。

We Chatで拡散されるやり方を組み立てないといけません。


We Chatはいま、中国人のうち約10億人が使うSNSです。

しかもWe Chat Payという電子決済が使える生活インフラ。


残念ながら、それを分かっていない地方自治体が多いようです。


・田舎には仕事・大学が無いから

・うちの街は人口が少ないから

・うちの街はこれといった産業が無いから

・うちの街は交通手段が不便だから

・国立公園に発電所作ると景観を壊すから

・地熱のエネルギー利用は温泉が枯渇するから

・農業や漁業は後継者がいないから


などなど。地方が抱えるお悩み、まだまだたくさんあるでしょう。


どうですか?ひとつでも思い当たりますか?

そんな方は、ぜひ以下の記事も読んでみてください。全て覆されます。


参考記事「地球の割れ目から地方都市再生の最大のヒントが見える」



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